ミクロシミュレーターの販売とミクロシミュレーション分析(Paramics)

ミクロシミュレーション分析とは、一言で言えば、「交通量配分手法より、取り扱う交通の詳細度がより細かい交通需要予測手法のひとつ」です。

ミクロシミュレーターParamicsは、車一台一台の動きを計算し、交通量配分で明示的に取り扱うことが難しい信号制御や車線変更挙動などを考慮して交通解析を行い、都市開発、技術開発における評価などを行うことができます。

当社では、ミクロシミュレーターParamicsの販売、交通解析業務を承っております。

ミクロシミュレーターParamicsについて

Paramicsは都市部と高速道路ネットワーク上の車両挙動をモデル化するソフトウェアとして、イギリスのエジンバラ大学の並列コンピューターセンターで開発されたミクロシミュレーターです。Paramicsはマクロ分析では表現や考慮が難しい以下の機能を有しています。

  • 複雑なITS施策のモデル化
  • 2D/3Dによる視覚化、及び動画の作成
  • API(Applications Programming Interface)の導入による、独自の計算処理プログラムの組み込み
  • 広範囲のネットワークにおける事業評価

ミクロシミュレーターを用いた取り組み

交通分野ではITS施策や交差点改良などの事業分析が求められています。これらの施策は、整備範囲が比較的小さく、評価においてはタイムスケールが短い指標を用いる場合が多い特徴があります。しかし、これまで行われてきたマクロ分析手法では、これらを明示的に考慮することが難しい欠点がありました。

このような背景から当社は、Quadstone社と協力し、1998年から日本での、Paramicsの販売代理店としてシミュレーターの販売を行うとともに、ITS事業評価を含む、道路ネットワークの各種事業評価に関するミクロシミュレーション分析の経験を培ってきました。

Paramicsを用いた当社の業務実績

  • 高速道路改良・建設後の交通影響評価
  • 高速道路織り込み区間における交通流分析
  • 信号改良による交通影響評価
  • シミュレーションパラメータ推定業務
  • シミュレーションデータの作成業務

Paramicsによるアニメーション例

道路整備前後のアニメーション例
整備前(1.2MB/AVI) 整備後(1.2MB/AVI)
信号現時変更前後のアニメーション例
整備前(1.2MB/AVI) 整備後(1.1MB/AVI)
織り込み区間改良前後のアニメーション例
整備前(1.5MB/AVI) 整備後(1.4MB/AVI)

Paramicsの基本性能の検証

社会システム(株)では、(社)交通工学研究会・シミュレーションクリアリングハウスに基づく、Paramicsのシミュレーション基本性能検証を行いました。検証結果のドキュメントは以下から、PDFでダウンロードできます。

Paramicsツールの紹介

Paramicsは、以下のツールで構成されています。

Paramics モデラー

モデラーは、モデルの作成、交通流シミュレーション(3Dによる可視化)、統計値の出力の3つの基本機能を持っており、直感的に理解しやすいインターフェイスとなっています。そして、以下の様なあらゆる事象を再現することが出来ます。

  • 交差点(信号や優先道路)
  • ラウンドアバウト、料金所、織り込み区間
  • 主要交通機関研究や高速道路渋滞について
  • 公共交通やLRT
  • 道路工事
  • 駐車場
  • 事故、故障
  • HOV、HOTなどの特別な属性
  • ramp meeting(ランプメータリング)、VMS(可変情報表示装置)、dynamic route control(動的経路管)
  • システム)などのITS施策
  • 特殊な車線、高速道路

Paramics プロセッサ

Paramicsプロセッサは、簡単な感度分析や項目を選択して分析するためのバッチ処理を行うツールです。プロセッサにより、シミュレーションや解析プロセスを自動化し、モデラーの可視化による無駄な時間やモデル構築期間を減らすことが出来ます。

Paramics デザイナー

Paramics デザイナーは、3Dモデルの作成や編集をするために利用するツールであり、Paramicsモデラーを使用する際に利用します。複雑な形状の3Dモデルや人間や生き物などの3Dモデルなど、プレゼンテーションや展示、動画のキャプチャーなどを行うために、あらゆる交通モデルのビジュアル化を支援します。3Dモデルは、テクスチャ、拡大縮小、形状の編集や素材や照明の調整も出来ます。

Paramicsデザイナーは、Paramicsのライセンスを持っていれば、無料で利用出来ます。また、900以上の既存3Dモデルを提供しています。

Paramicsプログラマー(開発、カスタマイズ、解析)

Paramicsプログラマーは、Paramicsのための包括的な開発APIです。ミクロ交通シミュレーションに興味を持つ利用者のための研究やカスタマイズのためのツールです。Paramicsプログラマーを利用することで、新たな機能やドライバーの挙動を構築し、シミュレーションの実行を行うことが出来ます。

Paramicsアナライザー

Paramicsアナライザーは、様々な分析やモデルの統計情報を記録するためのデータ解析ツールです。Paramicsアナライザーを利用することで、1つのデータセットについて分析をしたり、レイアウトや代替交通、観測フィールドデータなどの複数のソースからの複数のデータセットを比較したり、各種指標の平均を求めたりすることが出来ます。(英国用の仕様)

Paramicsエスティメーター

Paramics エスティメーターは、Paramicsモジュールを用いてシームレスに統合できる画期的なOD表作成ツールです。Paramicsエスティメーターを用いることで、OD表の作成、調整やモデル構造、基礎的技術との相互関係を最大限に発揮できるツールです。

Paramicsコンバータ

Paramicsコンバータを用いることで、GISネットワークデータを、Paramicsの基本的なネットワークデータに変換することが出来ます。Paramicsコンバータはemme/2、Mapinfo、ESRI、Synchro、Corsim、Cube/TP+/viper、flat ASCII、CSVなどのデータを変換することができます。

Paramicsモニタ

Paramicsモニタは、道路ネットワーク上の排出レベルを算出します。排出レベルは、ネットワーク上のリンクにおける全ての車両の排出量を積算することで算出されます。排出レベルは、一定の間隔で統計値として、ファイルに出力することが出来、シミュレーションが稼働している間、グラフィカルに見ることができます。(英国用の仕様)

お問い合わせ先

Paramicsの購入、シミュレーション分析のお問い合わせは以下にお願いいたします。

リンク

Paramics-Online
Quadstone社によるParamicsに関するサイト。Paramicsの紹介など。会員エリアでは、最新バージョンのダウンロード、Paramicsに関するFAQなどのサポートを実施。
  • 以下の製品は、Paramicsのサポート対象外となり、製品に関するお問い合わせは受け兼ねますのでご注意下さい。
Hummingbird
ParamicsをWindowsで動かすためのソフトExceed製品の開発元。Exceed製品のFAQ、その他サポートを実施。
macnica networks
Hummingbird社のConnectivity製品の総代理店。日本語版のExceed製品に関する情報提供などのサポートを実施。
Azalient
Paramics Programmerで利用可能なJavaのモデル(Ceejazz)について独自に開発。

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